このページでは高濃度ビタミンC点滴療法に関連する学術論文をご紹介しています。
まるこハート内科クリニック
PNAS 2005 高濃度アスコルビン酸は選択的に癌を殺す.pdf
解説:静脈投与によってのみ達成できる高濃度のアスコルビン酸(ビタミンC)が、過酸化水素の働きを介してがん細胞を壊死させる可能性を示しています。この論文では、がん細胞は壊死しましたが、正常細胞は影響を受けなかったとされています。
カナダ医師会雑誌 ビタミンC点滴療法が奏功した3症例.pdf
解説:ビタミンCの静脈内投与下で、良好な経過をたどった3例(腎臓がん、膀胱がん、悪性リンパ腫)が紹介されています。これらの症例は、高濃度ビタミンC点滴療法が良好な臨床経過の原因であったことを証明するものではないものの、静脈内に投与されたビタミンCは特定の状況下でがんに効果があるかもしれないとしています。
Redox Biology 転移性膵癌で生存期間が延長.pdf
解説:膵がん(ステージ4)の患者の化学療法(ゲムシタビン+ナブパクリタキセル)に高濃度ビタミンC点滴療法を併用したところ、生存期間が8.3か月から16か月に延長したとしています。